何故、緊張するの?の巻
2018/05/01
先日、ムスコがお世話になっている小学校のクラス懇談会があり、かあさん(←私)、イソイソと出掛けました。
「担任の先生がとっても若い!」とムスコから聞いてはおりましたが、実際お目にかかりましたら、可愛らしい女性の先生で、かなり歳上な父兄を前に、お気の毒なぐらい緊張した雰囲気で(そうでしょう、そうでしょう)、挨拶と自己紹介をしてくださいました。
続いては、まぁ予想通り、父兄の自己紹介です。
私は、こういう場面は、自分が講座や研修をするにしても何かで喋るにしても、皆さんの話し方や振るまいがとても参考になるので、興味津々で観察モードに入るのですが、先生の緊張が見事に父兄の自己紹介にリレーされているではないですか。
そうです、「緊張は伝染る」のです。
さらに。
バトンは順調に?リレーされ、なんと私も珍しい程緊張してしまいました(笑)
くー。残念っ。
でも、よくよくわかってます。
私の場合、緊張する時は、必ず「周りからよく見られたい」という自分の欲の部分が出ている時。
「アナウンサー原田裕見子」として喋るときは、「まぁこんな私ですので一つヨロシクお願いします」的な開き直りがあって、「自分がどう見られるか」ということよりも、「内容が相手に伝わるように」と相手の立場にたって内容に集中できるので、良い緊張感はあってもそんなにドキドキはしません。
しかしながら、まだ経験値の低い「○○君の母」の立場になると、「私がおかしな人と思われたらムスコに迷惑がかかる。ちゃんとしなきゃ。」ですとか、「いい人と思われたい(←書いてて恥ずかしい)」など「自分」に意識が向きがちで、とたんに「相手に伝えること」という本来の目的から集中が離れ、格好をつけてしまってドカーンとあがります。
もうこれ、人体実験みたいなもので、ドギマギしながら話す自分を(しかも悲しいくらいたいしたことが言えなかった)客観的に見つめながら、「人前であがらず話す」をテーマに登壇するときに今日の話で皆さんに笑ってもらえばいいのさと、いけてなかった自分を慰めるのでありました。
教訓。
「過剰な自意識を棄てて、内容を伝えることに集中するべし」
まだまだ初めましてが続く季節。
頑張りましょう。
関連記事
-
-
修行です?!
名古屋市は夏休みが早めに終わり、今週から学校再開となりましたが、 なんとムスコが …
-
-
ボキャブラリーを増やすには②
はい、「ボキャブラリーを増やすには①」の続きです。 …
-
-
一度吐いた言葉は飲み込めない
「一度吐いた言葉は飲み込めないから気をつけなさい」。 小さい頃、両 …
-
-
勉強会
久しぶりに、静岡県藤枝市にお邪魔しました。 &nbs …
-
-
早口対策
いろんな方からよく聞かれるのが、「わたし、早口なんですが、どうした良いですか?」 …
-
-
「伝える」ことで切り開く
オンラインでとある交流会に参加させていただき、40名に及ぶビジネスマンの40秒一 …
-
-
はやぶさとムスコ~知恵と勇気で
この週末は、はやぶさ2のカプセル帰還成功のニュースのお陰で、心から明るい気持ちに …
-
-
話し方オンラインスクール「ツタバナ」MTG
先日、アナウンサーによる話し方オンラインスクール「ツタバナ」のミーティングに参加 …
-
-
その話し方で、なぜ「伝わらない」のか
以前、プレゼンテーションのレッスンをしていた時に、「よく上の立場の方から、わかり …
-
-
仕事が私を作る?!私が仕事を作る?!
さぁ、クリスマスの三連休を楽しく迎えるために、皆さん頑張る木曜日。 …
- PREV
- 新人研修セミナー2018@豊橋
- NEXT
- リフレッシュ、上手にできていますか?


