講師をする私の想いとは
2019/06/12
少し前のこと、個人レッスンに出向き、お客様と話をしていたとき、「教わる相手がアナウンサーだから、厳しく指導されるのかと覚悟していましたが、実際のところ、原田さんは優しいですね」といったお言葉をいただきました。
有難いことです。
でも私は思いました。
そうなの?アナウンサーに教わるって、厳しいイメージなの?
そういえば、過去の研修や講座でも、終わってからホッとした表情で受講した方から、「優しくて良かったです」と言われることが結構ありましたっけ。
これも裏を返せば、「厳しい」「怖い」をイメージしていたってことですね。
確かにわたし自身講師の顔でいる場面では、お客様のゴールに向けて上手になっていただくために、時に苦いことも言わなければならないので、「あー、今の言葉で傷つかなかったかなぁ」ですとか「今日のわたしはあまり笑わず、怒ったような真面目な顔ばっかりで、聴いている方はしんどくなかったかなぁ」など、アナウンサーの時にくらべると優しくない自分に反省したりするものです。
ただですね、大切なことは、せっかく、「上手になりたい」と思って私にアクセスしてくれた人に、テクニックや実力、自信をつけてもらうことです。
厳しい雰囲気が果たして必要なのかしら。
もちろん改善点は発見したその都度&直るまで何度でもお伝えしますが、良い部分は、ほめて、勇気づけてお客様の自信につなげていって欲しいし、レッスンは、お客様にとって居心地の良い安心感のある優しい時間であってほしいと意識しています。(これは、メディアに慣れないゲストの方や取材先の方との接し方に実によく似ているんです。その人がその人らしく気持ちよく喋ることができる空気や環境づくり、言葉がけが仕事だったので、いつしか身につき、結果、これが相手に上手に魅力的に喋っていただける一番の方法だと確信しております。)
自信を持って話せるようになって欲しいですもの。
そもそも、自分の新人アナウンサー時代を振り返ると、人前で話すことに関しては、「出来なかったこと」「失敗してしまったこと」「叱ってもらって気づいたこと」「大恥をかいたこと」の積み重ねで、ようやくようやく一人前にさせてもらったという思いがあります。
つまりは、「これやったら、あかんかったわ!」の積み重ね(苦笑)
日々の訓練プラスこの「これ、あかんかったわ」の蓄積があるからこそ、「人前で話す時、人とコミュニケーションをとる時、こんな風にすると失敗なく上手くいきますよ」というテクニックやステップをお客様に合った最短ルートでガイドできたらなと思って、講師活動をしている私がいます。
話し方やコミュニケーションで損する人を一人でもなくし豊かな人生を送っていただきたいなと思うのです、本気で。
この何気ないやりとりで気づくことがたくさんありました。
あ、ただ、リクエスト次第で、厳しい指導スタイルから優しいスタイルまで、松・竹・梅、合わせられますので遠慮なくオーダーくださいませ(笑)
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