おすそ分けの思い出
2023/08/01
先日、友人と会ったときに、彼女のお父さんが家庭菜園で作ったというピーマンをおすそ分けしていただきました。
この「おすそ分け」というのは、わたしにとって、ひとつのバロメーターになっています。
わたしは生まれてから35年間静岡で暮らし、結婚を機に10年で4回の引っ越しを繰り返しました。
静岡時代は、大学まで県内の学校、その後テレビ局に勤め顔を出して仕事をしていたこともあり、どこに行っても知り合いだらけ。
そんな超ネイティブな暮らしから、アウェイで転勤族暮らしを経験し、「おすそ分け」をいただけるということは、それだけ気を許せる仲間に恵まれ、その土地に馴染み、根を生やせたたという「安心の証」のように感じるのです。
一年間暮らした大垣市では、思えばおすそ分けをいただく機会はありませんでした。
次に移り住んだ豊橋市では3年半を過ごし、その間、出産をし、ファミリーサポート制度を活用して仕事に出ていたので、ムスコがお世話になるお宅からニンジンやら鬼まんじゅうやら色々とお気遣いをいただき、子育てに孤軍奮闘していた私にとって、心の栄養のように心あたたまるものでした。
今は、名古屋に住んで10年と少し。
今では、ごくごく自然に「おすそ分け」をいただく機会に恵まれているように感じます。
そしてそれは、とても幸せなことです。
いただいたピーマンは、魚焼きグリルで焼き色を付けた後、玉ねぎドレッシングでマリネにして、あっという間になくなりました。
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