ことばの重みを感じた2020年
「ことばの重み」について、これほど考えた年はありませんでした。
コロナ禍で人と会わない・会えない状況の中で、どんな言葉で、サービスや想い・心を人に届けていくのか、つながっていくのか、ビジネスでもプライベートでも多くの皆さんが真剣に考えられたことと思います。
リモートワークではオンライやチャットツールの活用、セミナーや商談でオンラインツールが急速に広まりました。
また、インスタグラムやfacebook、YouTubeでのライブ配信などなど、困難な状況の中で新しい手段にチャレンジし、だれもが手探りで進んだ一年でした。
どのツールを活用したときも、肝になるのは「ことば」です。
相手にとって、わかりやすく理解でき、納得でき、心に響き、行動に繋がることばとは、いったいどういったものなのでしょうか。
ことばだけが相手に届く状況の中で、わたしもいつも以上に適切な言葉や表現を探してきました。
人は、良いことばをかけてもらうと、それだけで元気が出て行動したくなりますよね。
コロナ禍ではなおさらです。ちょっとした一言がとにかく響くのです。
特に、あたたかいことばや励ましのことば、力強いことばの必要性を感じ、リーダーや講師の方のレッスンでは、普段だったら心の中に留めているような熱い想いを今こそどんどん語るようにしてくださいと半ばお願いのような形で伝えました。
実際に、「こういう時だからこそ、今、自分がどんな想いでこの事業に取り組んでいるかを皆に知って欲しい」と、今までより一歩踏み込んだ熱いスピーチに取り組むリーダーもいらっしゃいました。(この方のキーワードは、「コロナだからとあきらめたくない」で、見事、取り組んでいた案件を成功させました。)
「今から発することばが相手の心にどんな風に届くだろう」と想像しながら喋るとき、人はもっとわかりやすく、相手の懐にしっかり飛び込むようなことばを選んでいけるのではないかと感じる今日この頃です。
ことばは大きくわけると、「説明」と「想い」。
説明もさることながら、「想い」を大切に、ことば選びをしてきた一年でした。
ひとに寄り添う言葉とともに、年末まで進んでいきたいと思います。
関連記事
-
-
しなやかに タフに
またまたの感染急拡大で、二月の仕事が次々とオンラインに切り替わりました。 &nb …
-
-
本気で滑舌を良くしたい人のための舌のトレーニング
今朝のNHKニュースで、「食べる力は40代から衰える」という特集をやっていました …
-
-
梶原しげるさんの初エッセイ!
静岡朝日テレビ時代、「とびっきり!しずおか」でご一緒していたフリーアナウンサーの …
-
-
笑顔で喋ろう
今日は、静岡で話し方講座でした。 過去、たくさんの方 …
-
-
おすそ分けの思い出
先日、友人と会ったときに、彼女のお父さんが家庭菜園で作ったというピーマンをおすそ …
-
-
ちょうどいい言葉とは
言葉には「適温」があると思います。 日本語には、「いい塩梅」、「い …
-
-
コミュニケーションを良くする感謝の言葉~年始編
昨日から仕事始め、という方も多いと思います。 年が明け、気持ちも新 …
-
-
ワクチン1回目のその後
ワクチン1回目のその後です。 14時にかかりつけ医で接種(ファイザ …
-
-
「おはようございます」だけで印象アップは叶います
週明けは青空でスタート。 紫陽花が花盛 …
-
-
祝・侍JAPAN〜プレイにもスピーチにも痺れました!
WBC侍JAPAN、優勝おめでとうございます。 準決勝・決勝と、見 …
- PREV
- たのしく がんばりませう〜12月の言葉
- NEXT
- 講師のためのパーソナル・オンラインレッスン