eラーニングの台本&収録サポート
先日、研修講師の方が、企業研修用にeラーニング作成をする収録に立ち合いました。
台本を作成する時点からサポートさせていただきまして(赤ペン先生です)、表現をよりわかりやすく修正したり、伝え方が一歩的にならないよう視聴者の興味をひくような双方向のコミュニケーションになるしかけを加えたりと、「動画だからこその伝え方」に力を入れました。
一部、動画が完成したとの連絡をいただき、ホッと一安心。
台本チェックの時点から感じたのは、コンテンツが、「講師にとっては当たり前、よくよくわかっている知識」になりすぎて、言葉や表現、説明が足りないこと。
これがとても多かったです。
そして、最初に講師の方からいただいた台本では、トークが一方的で、大切な内容がササ~ッと流れがちで、これでは、ともすると視聴者が置いていかれるなぁという仕立てになっていました。
顔を合わせて行う会場型のリアルな研修ではOKだったものが、動画では画面越しの一方的なコミュニケーションになるので、そのままの台本では物足りなくなるのです。
これは台本で見る分には一見気づかないのですよね。
今回の方も、実際にカメラを前に修正した台本をベースにトークをしてもらい、その様子を見てもらうことで、「このことか~」とうなっていらっしゃいました。
一言で言うと、ちょっと足りないんですよね。
これはアナウンサーとして、いろんな収録をしてきて痛感してきたことです。
カメラの前の視聴者を意識したら、もっと表現は細かく、丁寧に、繰り返したり、他の何かに例えてみたりと、相手の理解や納得まで持っていくために、言葉を煮たり焼いたりの料理というかアレンジが必要なのです。
eラーニングに挑戦中で、「何かが足りない」、「これで伝わるのか自信がない」と密かに感じている方は、意識して、「そのこと(コンテンツ)をよく知らない人」に見てもらい、率直な感想を寄せてもらうと良いでしょう。
そして、その知らない方に向けてわかるように説明するつもりで台本に言葉を足して収録しましょう。
それでも不安な方は、こっそりご相談ください。
関連記事
-
-
近況
酷暑が続きますが、皆さん、お元気にお過ごしですか? …
-
-
目に映る風景が
今日は、浜松で打ち合わせが二件。 うまくスケジューリ …
-
-
二月スタート!
木曜日、ラジオでした(^^) 今朝も聞いてくださった …
-
-
12月の伊勢神宮
先日、仕事で三重に出向いたので、伊勢神宮で神様にご挨拶。 &nbs …
-
-
滑舌は一日にしてならず
先日のレッスンで、わたしと同世代のビジネスパーソンと滑舌トレーニン …
-
-
本気で滑舌を良くしたい人のための舌のトレーニング
今朝のNHKニュースで、「食べる力は40代から衰える」という特集をやっていました …
-
-
テレビ会議時代の伝え方
今日午前は、オンラインでパーソナルレッスン。 嬉しい成果報告があり …
-
-
今年最後の司会
先週末、今年最後の司会。 アクリル板つきの司会台でし …
-
-
オンライン・パーソナルレッスン 最近のこと
私が住む名古屋では、緊急事態宣言下で不都合なこともありますが、オンラインのレッス …
-
-
どうしたらいいの?自己紹介②
「初めまして!」のお相手に自分をよくわかっていただくために、とても …
- PREV
- ナレーション大好き!
- NEXT
- 師匠?と岐阜・更科へ

