声は あなたそのもの
【声はあなたそのものだから、自分の声を好きになって欲しい】
先日、少人数のオンラインスピーチレッスンがありました。
皆さん、それぞれご自身の声に悩みをお持ちです。
聴いてみると、それぞれお世辞抜きに良いお声ですし、人前で話すにしても大きな問題は感じません。
でも、ご自身からしてみたら、コンプレックス・・・、なんですよね。
レッスン、講座、研修をを通じてたくさんの方が同じようにおっしゃいます。(低い、高い、怖そう、変な声、通らない、、様々です)
私も、特に十代二十代の頃は、自分の低い声が好きではなかったので、その気持ちはよくわかります。
でも、スキではなかった自分の声で仕事をするようになって、声を大にしてお伝えしたいのは、「自分の声を、自分こそが、好きになって欲しい」ということ。
顔や体つきが一人ひとり違うように、声も人の数だけ違います。
「あの人の顔」にはなれないように、「あの人の声」に変わることもできません。
「これがわたしの声」と自分で自分を認めて、その声を磨いていく。
私も新人アナウンサー時代、「声が若々しくないなぁ」、「もっと明るいテンションでリポートできたらなぁ」など一通り悩みに悩みましたが、ある時くら、「私の声はこれだもの、この声で頑張るしかない」と腹をくくって練習に練習を重ねました。
発声法を身につける、滑舌を徹底的にトレーニングする。
そこから声は少しずつ、必ず、変わっていきます。
手応えを感じる中で、「自分はこういう声」と自分自身で認め、磨いていくことが、自分に自信をつける最良の方法だと感じました。
声は、人なり。
声や話し方を学び磨くことは、自分自身を磨いていくことだと感じます。
はつらつとした声で前向きに人と関わる瞬間から、伝え方、伝わり方は変わってきます。
今、声で悩まれている多くの方に、このメッセージが届きますように。
関連記事
-
-
早口対策
いろんな方からよく聞かれるのが、「わたし、早口なんですが、どうした良いですか?」 …
-
-
スピーチ・プレゼンで失敗しない!緊張コントロール法①
私が普段、とてもよく聞かれる質問の一つが、「どうしたら緊張しなくなりますか?」で …
-
-
「いざ本番!」までの準備とは
オリンピック、日々熱戦が続いていますね。 大舞台で力を発揮できるポ …
-
-
相手を想って話す
以前、話し方の個人レッスンでご一緒させていただいた経営者の方から週末にメールをい …
-
-
朝ドラ上司に学ぶ「話を聞いてもらうコツ」
今回のNHK朝のドラマ「おかえりモネ」は、主人公の職業が「気象予報士」ということ …
-
-
目指せ!スピーチの達人②
目指せ!スピーチの達人①からの続きです。 ①はこちら→https://harad …
-
-
ささやかな一歩を踏み出そう~パラリンピックが終わって
パラリンピックが終わりました。 こんなにテレビに張り付いて夢中でパ …
-
-
声、衰えていませんか?
長きにわたる外出自粛で声の衰え、気になりませんか? テレワーク中心 …
-
-
父の日にデパートでしんみり感じたこと
父の日です。 なんでも、某生保会社が、「父の日の贈り …
-
-
オンライン時代のコミュニケーション
私の中で、リモートシステムを取り入れた働き方、生活の仕方の定着してきました。 & …