講師のための オンラインだからこそ身につけたい伝え方
2020/06/24
このところ、プロ講師をされている方や、社内講師を抱える企業からご相談をいただきます。
コロナ禍で、従来の会場型研修をオンライン開催に切り替えてはみたものの、どうも調子が出ない、というのが共通の課題のようです。
わたくし、動画診断もしていますので、許可をいただいて実際のオンラインセミナーを収録したものなどを拝見すると、
〇画面を前に、講師が緊張している様子が受講者側に伝わっている
〇説明が一方的
〇原稿棒読み
など、
総じて「あー、リアルの研修ではきっとイキイキと話されていらっしゃるだろうになぁ。画面越しになると、ご本人の魅力が伝わってこなくて残念だなぁ」という印象を受けます。
こうなると、話の中身がなかなか聴き手に届いてこないので、すぐに飽きられる確率が高くなり良いこと一つもありません。
原因としては、オンライン画面に映ることの慣れの問題が大きいこと。(物理面、メンタル面)
そして、オンラインでは講師と聴き手が同じ空間を共有できないので、講師の熱量や熱さが届きにくいこと、
さらに、自宅や事務所などからパソコンをつないでの登壇では、講師のテンションそのものが上がりにくいことなどが考えられます。
わたしは、アナウンサーの仕事では、本番時、第一声、思いっきりテンションを上げて声を出します。
具体的には、上半身くまなくを使うイメージで、「声を張る」、「声を一段高くする」、「テキパキ話す」。
この3つを意識するだけでも、画面越しの雰囲気が一気に良くなります。
しゃべり始めてから徐々にテンションを上げるのは、いかにも大変でしょ?
「第一声で、思いっきり、聴き手をハッとさせるような声を出す」ことで、自分のテンションも聴き手のテンションも上げていくのです。
「今から、すごく皆さんのためになって、面白い、ここだけの情報をお話しますよ。聞かないと損ですよ!」という想いを込めて、大袈裟なぐらい声に調子を乗せていく。
紙芝居でいう「始まり 始まり~!!!!」です。
そもそも講師のテンションが低く、講師自身がワクワクしていなかったら、聴き手の期待も高まりません。
しゃべり手が、一番面白そうに楽しそうに喋る。これ、大事です。
ただでさえリアルに比べると伝わりにくいオンラインで登壇するなら、こうした表現力を磨いていくことが必須。
話し手自身が一番ワクワクしてしゃべる。
わたしも、ずっと大事にしていることです。
講師の皆さん、きっと、リアルの講座ではそうされていると思いますが、オンライン登壇時、パソコンの画面の前でも恥ずかしがることなくテンションあげていきましょうね。
関連記事
-
-
最近の個人レッスン事情について
最近の個人レッスンのお話を。 私がお客様の会社やお店 …
-
-
名古屋・静岡・名古屋・静岡
先週末は、新幹線に乗って名古屋→静岡→名古屋→静岡と賑やかなスケジュールでした。 …
-
-
入社半年経ったら受けたいコミュニケーション研修
9月から、名古屋市のIT企業で、新しくコミュニケーション研修が始まりました。 & …
-
-
名古屋→静岡
9時にラジオが終わって、無事に予定していた新幹線に乗れました~。 …
-
-
南極へ行こう!
名古屋市科学館で開催中の「南極へ行こう」展にラジオの取材でお邪魔し …
-
-
ムスコのラーメン
連休の一コマ。 パソコン仕事をしていたら、ムスコがお昼にラーメンを …
-
-
あの芥川さんが
今日は金曜日ですが、金曜担当の由香さんが出張のため、ピンチヒッター …
-
-
番組終わって電話取材
火曜日です(^^) 「朝PON」の本番が終わって、来 …
-
-
大学推薦入試のプレゼンテーション&面接対策~パーソナルレッスン
【パーソナルレッスンだからできること】 大学入学試験。推薦試験のシ …
-
-
10月の記録として
10月は、様々なイベントやお祭りが復活し、「3年ぶりの開催」というフレーズをたく …
- PREV
- 雨が降るから
- NEXT
- 伝わるプレゼンテーション 「読む」のか「伝える」のか