残念な話し方
2018/09/19
先日、こどもたちに大人気の本「ざんねんないきもの」に登場するいきものを展示した「ざんねんないきもの」展に足を運びました。
ということで、今日は、先日私が出会った「残念な話し方」について。(←ちょっと強引?)
今、ワタクシ、とある習い事を検討中でして、電話で事務スタッフの方にレッスンのシステムや空き状況などを問い合わせをしたところ、声から推測するに私より少し年上とおぼしき男性が応対してくれました。
やりとりの途中あたりから、何か感じる違和感。
丁寧に答えてくださっているにも関わらず、あれ?おかしい・・・、ちょっと失礼な雰囲気が。
理由はほどなくわかりました。
話をしているときの、「、」と「。」のところで、言葉の最後が伸びるのです~。(←こういう感じ)
「ですから~、火曜日の空き時間は~、◯時からと◯時からで~、」と言った具合。
短い会話であれば気にならないところが、細かな説明をしばらく聞き続けていたら、「丁寧だけどなんだか失礼な雰囲気」に感じられてしまい、「あー、この話し方は残念だ~」とややぐったりしてしまいました。
これは、話し方のクセの代表選手ともいわれる「語尾伸ばし」などと呼ばれるもの。
語尾を絶えず一定リズムで伸ばすことで、喋る本人は調子が取れて、恐らく喋っていて楽に感じると思います。
しかしながら、ずーっと、「◯◯は~、◯◯で~」と続くと、聞く側はイラっ。
話の内容より、伸びる語尾が気になって気になって、聞く側は、そちらに気持ちが集中してしまうのです。
若い方に多いクセですが、私の感覚では、特に、社会人歴が長かったり年齢が上の方がこの語尾伸ばしで喋ると残念度が高く、ご本人にそんなつもりが全くなかったとしても、「上からな」「慇懃無礼な」、ときに「軽そうな」印象を相手に与えかねません。
さらにこの「語尾伸ばし」は、自分が聞く側になると大変気になるのですが、しゃべる側に回ると、語尾が伸びている意識もなくするする~っと出がちです。うーん、これは危険です!!
特にお仕事の場面で、お客様に説明する機会が多い方は要注意。
①語尾は伸ばさない。
②「。」の前、すっと力を抜いて、だらっと伸ばさず静かに止める意識でお話ししてみてください。
好かれるも好かれないも話し方1つで変わります。
脱!残念な話し方。
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