「伝えたい」ならこの3つを一致させる
2019/06/28
伝えたいことがあって、それがはっきりと相手にも伝わるためには、「言葉」と「想い」と「態度」が一致していることがとても大切です。
人は視覚から得ている情報のパーセンテージがとても高いので、口にした、言葉にしたからといってこちらが思うように伝わらないこともあるのです。
特に、感謝や謝罪の気持ちを伝える場面を思い浮かべるとわかりやすいかと思います。
「有難うございました」という感謝の言葉を、心を込めて晴れやかな表情で深く頭を下げて伝えるのと、ボソっと抑揚なく無表情で伝えるのでは、確実に伝わり方が違いますよね。
言葉をかけられる側に立って想像してみると、よくわかると思います。
続いて、「申し訳ございませんでした」という謝罪の言葉。
こちらも謝罪される立場になって、その場面を思い浮かべてみてみましょう。
何かトラブルがあったっとしても、心から申し訳なさそうに一生懸命頭を下げて「申し訳ございませんでした!」と相手から謝罪されたら、「そこまで誠心誠意謝ってくれるのだから」とこちらの気持ちもおさまりやすくなるはずです。
しかしこれが、謝まらなければいけないから、マニュアルだから謝っているといった事務的な態度が少しでも見え隠れしていたらどうでしょうか。
許す気持ちも失せて、怒りが倍増してしまうかもしれません。
私たち人間は、お互いが生身ですから、この「心を込めて」言葉を口にできるかどうかがとても大切です。
言葉を発する方は、心が込もれば自ずから相手に誠心誠意向き合う態度や姿勢になり、感情が言葉にのりますし、言葉を受ける側の心にその熱量は届き、気持ちが伝わります。
特に気をつけたいのは表情です。
普段から表情豊かな方は良いのですが、表情が顔に出にくいという方は、喜怒哀楽を表す言葉を口にするときに、少し意識して、例えば、「有難うの感謝の顔」、「申し訳ないという謝罪の顔」を作るように心がけてみてください。
今までよりも相手のリアクションが良くなるはずです。
相手にしっかり伝えたいなら、「言葉」と「想い」と「態度」を一致させる。
良好なコミュニケーションのために意識したいポイントの一つです。
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