心にちょっと効くコトバ「そういう時期なんじゃない?」
面白い話を聞きました。
知人のそのまた知人の家に起きた出来事。
庭の松の木に、ある日突然大量の虫が発生して、その虫が物干し竿に山のようにふりかかってきたそうです。(ってことは、洗濯ものにも・・・)
想像してみてください。
洗濯物に大量の虫。
奥さんは「ええ~!!!」とパニック状態になって(なりますよね)、ご主人に訴えました。
「ちょっとあなた、聞いて!!!松の木に大量の虫が!!!大変よ!物干し竿が!!!洗濯物が~!!!!」
そしたら、ご主人はたった一言。
「時期じゃね?」(←語尾上がりで)
これを聞いて、「ひどーい!」と思うか、「すごーい!」と思うか、受け取り方は様々かもしれません。
皆さんは、どんな風に受け取りましたか?
私は、「うわ、すごい!」と感心しました。
もちろん、奥さんからしたら肩透かしで期待に反する言葉だったと思います。
私が奥さんだったら、怒り狂う可能性も大(笑)
ただ、ちょうど私はその少し前に落ち込むことや期待に反することがあって、「あれ~、わたし、最近ついてないのかな~。なんでかなぁ。」とモンモンと考えていたところでしたので、この「時期じゃね⤴」は、とてつもなく心にスカッと響いたのでした。
理由を探った方が良いことも、良いときもありますが(まぁ松の虫に原因究明は必要な気も致しますが)、理由を探ったところで現状は変わらないというばあいもありますね。
奥さんは、肩透かしだったかもしれないけれど、この一言に、「は、時期ならしょうがないか」と一瞬冷静さを取り戻す部分もあったでしょう。(「もっと真面目に考えてよ!」と怒る可能性はありつつも)
考えた方が良いときは冷静に考えれば良いのですが、考えてもしょうがないときは「ま、そんな時期だ」と一言つぶやいたら、案外心は楽になれるかもしれません。
とらえ方ひとつ。
言葉の選び方ひとつ、です。
私としては、「時期じゃね⤴」というイントネーション込みの軽い雰囲気がとってもツボで、これからなにか考えてもしょうがない時には、松の木と虫を思い出して、「時期じゃね⤴」と軽~い感じにつぶやいて、モンモン考えすぎるのはやめにしようと決めたのでした。
写真は、2020年最初の満月。冴え冴えと輝き綺麗でした。
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