【リーダーの話し方】人前で話す時、意識したいポイント
「人前で話す時、意識したいポイント」と書くと、声や言葉の使い方のポイントかとお思いでしょうが、今日は「表情」についてお伝えします。
「話す」となると、まず人が注力するのは、「何を話すか」、「どういう風に伝えるか」という内容面ですね。
もちろん、これはとても大切なことです。
ただ、人は、外から情報を受け取るときに、聴覚からよりも視覚から得る率が高くなります。
ですから、話している人がどんな顔つきで話しているのかで、「伝わり方」は変わってきます。
観察していると、ここが無防備な方が多くて、特に男性で年次のあがった方、役職についている方は、だいぶん損をしている方が多いような。
特に昭和世代は、極端なことを言えば、「男は笑うな」ぐらい言われて育ってきましたからね。
人前で柔らかい表情を作ることに抵抗がおありの方も多いかと思います。無理もありません。
もちろん、真剣な話をする際、グッと前を見据え深刻な顔つきで内容を伝えている姿は文句なく「伝わり」ます。
でも、例えば、挨拶や話の導入部、ちょっとした余談や横道、心の中で、「実は笑いを取りたいな」などと狙っている箇所では、意識して表情を柔らかくしてみませんか?
こっちは、クールに決めてるつもり、全くもっていつもの調子のつもりでも、表情に変化がないあまり、周りから見たときに、「怒っているのかな」、「いつも仏頂面だな」「やばい、きょう機嫌悪い?!」なんて間違ったメッセージとして受け取られたら、損以外の何物でもありません。
仮に「お願い」や「アドバイス」で言ってるつもりの話が、「説教」や「批判」にも捉えられかねないのです。
「伝える」とは、人としての総合力。
「伝わって欲しい」と思う通りに、「受け取ってもらって」こそのメッセージです。
「どう見えるか」、「どう受け取られるか」にまで気持ちが及ぶと、「見え方」「伝わり方」も変わってきます。
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