話し方を磨くことは 人間を磨くこと
2022/04/20
吉野家の常務取締役が講師として登壇した講座で、女性を蔑視する不適切な発言をした問題。
様々な方が多方面から分析&コメントをされていらっしゃいます。
ここでは、アナウンサーとして、講師として「話すこと」に関わるわたし個人が思うことを書いてみようと思います。
この件でみんな同じことを思ったでしょうが、「人は、普段思っていることを口にします」。
だからこそ、日ごろから自分という人間を磨いていくことが大切なのだと思うのです。
言っていいことと悪いことがありますね。
そして、時代と共に価値観も大きく変わります。
だからこそ、いくつになっても謙虚に時代の風を読み、アップデートをしていく柔軟性が必要です。年を重ねて偉くなった気持ちになっていたらこれは本当に恥ずかしい。
そして、頭だけで考えるのではなく「こころ」でも考えることです。
わたしは、人に何かを伝える時、「これが自分のムスコであったら」「姪であったら」と家族や近しい人に引き寄せて言葉を考えます。
仮に、皆さんのお子さんが会社の上司からパワハラ・セクハラ発言されたら嫌でしょう?モラハラな態度を取られたら許せないと思うでしょう?
わたしの姪が生娘うんちゃらかんちゃら言われたら、正直、不快どころか、冗談じゃないよと思います。
そして、わたしは、今回の発言から、自分自身を改めて振り返ろうと思いました。
講師だから、ちょっと受けを狙って強い言葉を使おうとするよこしまな気持ちの自分がいないだろうか。
家族や友人が、仮にジェンダーにまつわる気になる発言をしたときに、たとえ苦い顔をされたとしても、「ちょっと、今の言い方、良くないよ」と言えるだろうか。
まずできることは、自分と自分の周りからこの類のものを撲滅していくことです。
コンプライアンスと横文字で言うけれど、もっと原点に返ってみたら良いと思うのです。
「言われた側がどう思うのか、考えてからものを言え」、「口から出た言葉は消せない」。子供の頃から親や先生に何度となく言われてきましたよね、わたしたち。
頭とこころの両方で考えたら、おのずと「言っていいことと悪いこと」の答えは出てくると思うのです。
話し方を磨くことは、人間を磨くこと。
「こころを大切に」と表現するとふんわり聞こえるかもしれませんが、わたしは人と関わる上でここがとても大切だと感じます。
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