【公式Blog】原田裕見子の本日もおしゃべり日記

【公式Blog】名古屋・静岡のフリーアナウンサー原田裕見子の本日もおしゃべり日記

*

伝わるプレゼンテーション 「読む」のか「伝える」のか

   

以前、「AIのようなしゃべりだ、と言われたことがあります。心に響くような話し方や説明の仕方はないでしょうか」という質問を女性からいただいたことがあります。

 

どのようなシチュエーションで言われたのでしょうね。

 

言われた時はショックだったろうなぁと思います。

 

おそらく、機械的な、無機質な印象を受けるしゃべりになっていたのだと推察されますが、「プレゼンのために用意した原稿を、一言一句間違わないように完璧に読もうとする」と、彼女が言われてしまったような「ロボット的」な伝え方に陥りがちです。

 

プレゼンテーションは、「しゃべり手と聞き手がライブで顔を揃え、情報を共有する場」です。

 

「その場」で、相手の心を動かすことができるかどうかが勝負の分かれ目です。

 

そうすると、まっすぐ聴衆を見据えて全身全霊で会場中に訴えるぐらいのパワーが要るでしょう。

 

一方、「完璧に読もうとする」アクションを想像すると、視線や気持ちはどこに向かっているでしょうか。

 

おそらく、視線は聞き手ではなく手元の原稿を必死に追い、意識は「間違えたくない自分」に向いてしまっています。

 

これでは残念ながら「相手」に伝わることは決してありません。

 

もちろん原稿を手元に置いてプレゼンに臨んで良いと思います。

 

しかし、発表する内容に関して、一番勉強して一番把握しているのは他の誰でもなく発表者自身ですから、頭の中にしっかり発表の中身は詰まっているはずです。

 

少しぐらい、言葉や言い回しが予定と変わっても良いではないですか。

 

「これは是非知って欲しい、わかって欲しい」と必死になれば、人はおのずと声が大きくなり、強調したいパートは間をとって抑揚をつけて感情豊かに、手振り身振りを交えて相手に訴えかけていくでしょう。

 

「間違いがないように読む」のではなく「一生懸命相手に伝えること」です。

 

話し方は、「テクニック」と「心の在り方」の両輪です。

 

伝え方が棒読みになってしまったり一方的に淡々と伝えがちだと悩まれている方は、、一度、自分の中の「熱さ」や「伝えたい気持ち」、「なぜ、これを伝えたいと思ったのか」という最初のきっかけなどを思い出してみると良いでしょう。

 

感情が伴ってくることで、プレゼンがイキイキとし始めます。

 

「一生懸命」は、必ず相手に伝わるのです。

 

 

DSC02036_R

 - コラム「話すこと・聴くこと」

  関連記事

DSC_6769
人前での挨拶@送別会

  名古屋は、すごい勢いでソメイヨシノが開き、花たちが咲き競っています …

A3C07020-6CC3-4CD9-9088-445352915BDD
リーダーの言葉は大事!と改めて思った

今日は、言葉の大切さを改めて感じたお話。   思いがけないことがあった …

DSC_3539
おめでとう!の季節

  三月、旅立ちの季節ですね。   このところ、私のFace …

wpid-beautyplus_20151028094022_fast.jpg
感じの良い表情

話し方の講座や研修では、表情についてもお伝えしています。 話すことは、対面コミュ …

DSC0079ブログ
想いの伝え方

とあるインタビューを受けまして、録音したものを文字に起こした原稿を見て、愕然とし …

DSC02036_R
すぐにできる滑舌ウォーミングアップ法

「今日は大事なプレゼンがある」、「朝礼スピーチの担当だ」など、ここぞの時、滑舌良 …

2E2CFBC6-6A31-489D-A533-1270FB02A1FB
朝ドラ上司に学ぶ「話を聞いてもらうコツ」

今回のNHK朝のドラマ「おかえりモネ」は、主人公の職業が「気象予報士」ということ …

1B385623-18E3-41BF-9BAD-C6BF841F4D48
相手の反応が変わる「穏やかに伝えるコツ」

人はなぜ人にモノを伝えるのでしょうか。     情報や用件を …

4E70FA55-8B71-4706-BC7A-F9651553F3AA
説明には「型」がある

  名古屋で企業研修でした。   今回は「わかりやすい説明」 …

DSC02350_R
お客様のメールから

パーソナルレッスンを受けてくださっているお客様から、近況報告を兼ねたメールをいた …