どうしたらいいの?自己紹介②
「初めまして!」のお相手に自分をよくわかっていただくために、とても効果が高いのが、「自分を数字で語ること」です。
普段、意識されていますか?
無意識に漠然と語ってしまい、自分のことが相手の印象に残らないのでは残念ですよね。
例えば。
「総務部に長くいました」→「入社以来、総務部一筋15年です」→「へ~!」→(しっかりしているんだろうなぁ、総務関係のことで何かあったら聞けるな、頼れるな)
「夫が転勤族で引っ越し経験がたくさんあります」→「夫の転勤で、この10年で4回引っ越ししています」→「そんなに!」→(タフな面があるんだろうなぁ、フットワークの軽さがあるんだろうなぁ)
「こけしを集めるのが趣味で家中こけしだらけです」→「こけしを集めるのが趣味で、先日数えたらついに1000体をこえていました」→「すごいなぁ」→(この人、面白そう!話しやすそう)
具体的に数字が入ることで、相手の心にストレートに訴えかけるものが生まれ、「へ~!」が何倍にもなることで第一印象のインパクトを強く残せます。
「もうちょっとこの人のこと、知りたい」「話してみたい」と、「次」へつながっていくのです。
わたしの講座でも、数字を意識してプロフィールをまとめてもらい発表してもらうワークをすることがありますが、講座の最初にいつも通りの自己紹介をしてもらったものと、数字を盛り込んでの自己紹介のビフォーアフターを比べると、受講者どうしで「さっきと同じ人とは思えない」とどよめきや称賛の声が沸き上がるほど印象が良くなります。
ちょっとしたことなんです。
でも、きちんと一度自分を振り返って、「何に何年、何回、何個、何人・・・・」と過去の自分を数字にしてみる作業が必要にはなりますね。
一回この振り返りをするとですね、自然と自分の「得意」、「強み」、「専門性」、「好き」が浮かび上がって、「自分って結構頑張ってきたな」と自分を好きになれたり自信を持てたりするオマケもついてきます。
その自信が、人前で自己紹介をするときに、ドキドキせず堂々と自分を伝えるエネルギーにもなってくれます。
わたくし、原田裕見子はアナウンサーになって24年目の春。益々、伝えることに一生懸命取り組みます!
関連記事
-
-
新年の目標を立てるときに意識したい言葉の使い方
早いもので、2019年が始まって一週間。 今年の目標 …
-
-
緊張した時ほど
保育園の参観日に、年長さんが保護者に劇を披露してくれることになり、 …
-
-
相手の反応が変わる「穏やかに伝えるコツ」
人はなぜ人にモノを伝えるのでしょうか。 情報や用件を …
-
-
オンラインで届け 心まで
教育に携わる方からご相談を受ける機会が増えて、先日、プロ家庭教師として長いキャリ …
-
-
新学期の声掛け
「夏休み明けは、こどもの変化に注意。」 この時期になると毎年のよう …
-
-
ボキャブラリーを増やすには①
新年度に向け、話し方のセミナーや講座のお問い合わせが増える時期です …
-
-
出張授業嬉しいご感想【浜松市立新津中学校】
浜松市立新津中学校での出張授業から一週間後。 (出張授業の模様はこちら→http …
-
-
コミュニケーションツールでおしゃべりを
自粛生活の中で、気分がすぐれない、不安が募るという方、多くいらっしゃるのではない …
-
-
できていますか?「聞きやすい聞き方」
新入社員の皆さんにとって、社会人二週目がスタートしました。 &nb …
-
-
好印象を持たれる自己紹介②
好感を持たれる自己紹介。 前回は、「誰に」、「何を」、「どのように …
- PREV
- どうしたらいいの?自己紹介
- NEXT
- 春休み


