伝えたいなら抑えて控えて
レッスンや講座では、「相手に伝わって欲しいと思うならば、もっと言いたい!をググっと抑えましょう」とお話しています。
「話を聞いてもらう」とは、「相手の時間をいただく」ことでもあるので、限られた時間で伝えることは、社会人とし必要かつ大切なスキルです。
レッスンや講座の練習で、1分スピーチをしていただく機会がありますが、たいていの方が時間の枠におさまらないです。(練習ですので、時間内におさまらないことを知るのも勉強ですから、これはこれで大事な経験!)
サービス精神いっぱいに、「あれも」「これも」内容を詰め込んでくださる。
ただ、聞いている側からすると、話や内容が盛りだくさんになればなるほど、「何がメインか」「何が重要か」がどんどんぼやけてしまいます。
初めて会った人に新しい情報を伝えて、相手の頭や心に残るのはせいぜい一つか二つです。自分が聞く立場になったらそんなものではないでしょうか。
ですから、ここは思い切った引き算が必要で、「これだけはなんとしても伝えたいこと」「これだけ残ればいいもの一つ」に話をとことん絞り込むことが大事。
言ってみれば、「捨てる勇気」です。
シンプルイズベスト。
皆さんが、「これを伝えたい」と感じた時、そぎ落としてそぎ落として、ど真ん中に残るお話や気持ちは、さて一体何でしょうか?
関連記事
-
-
本気で滑舌を良くしたい人のための舌のトレーニング
今朝のNHKニュースで、「食べる力は40代から衰える」という特集をやっていました …
-
-
新年度に覚えておきたいコミュニケーションの秘訣
本日、名古屋市内の小学校では卒業式を迎え、車で市内を走っていて、たくさんの卒業生 …
-
-
寒い季節の喉ケアは
二月に入りましたね。 今日は、オンラインレッスンが続き、喋り続けて …
-
-
お客様のメールから
パーソナルレッスンを受けてくださっているお客様から、近況報告を兼ねたメールをいた …
-
-
好印象を持たれる自己紹介②
好感を持たれる自己紹介。 前回は、「誰に」、「何を」、「どのように …
-
-
ことばの重みを感じた2020年
「ことばの重み」について、これほど考えた年はありませんでした。 コ …
-
-
スピーチに必要なもの
先日、人とのやりとりの中で、「スピーチって、場数で鍛えられますよね。原稿を書いて …
-
-
すぐにできる滑舌ウォーミングアップ法
「今日は大事なプレゼンがある」、「朝礼スピーチの担当だ」など、ここぞの時、滑舌良 …
-
-
こども音読大会の審査員でした@名古屋
先月、名古屋市緑区にて、童話大会・おんどく大会の審査員を務めさせていただきました …
-
-
新年度、挨拶と笑顔は自分から
新年度のペースはつかめてきましたか? 新しい環境に身 …
- PREV
- 【開催】アナウンサーが教えるオンラインでも伝わる話し方
- NEXT
- 暮らしに彩りを
